この記事でわかること
- 令和8年度「ひなたゼロカーボン加速化事業補助金」の補助額と対象設備
- 個人と法人で異なる補助金額の一覧
- 蓄電池を単体で導入する場合の条件
- 申請の流れと必要書類
- 申請前に知っておくべき注意点(併用不可・早期終了リスクなど)
- 法人が活用できる補助率アップの仕組み
宮崎県は、2050年のゼロカーボン社会実現に向けて、太陽光発電や蓄電池などの導入を支援する補助金制度を設けています。
令和8年度(2026年度)も「ひなたゼロカーボン加速化事業補助金」の受付がスタートしました。太陽光発電の導入や蓄電池の設置を検討されている方にとって、費用を大幅に抑えられるチャンスです。
この記事では、補助金の金額・対象者・申請の流れ・注意点まで、公式資料をもとにわかりやすく解説します。
宮崎県「ひなたゼロカーボン加速化事業補助金」とは:令和8年度の概要
ひなたゼロカーボン加速化事業補助金は、宮崎県が実施する再エネ・省エネ設備の導入支援制度です。個人・法人ともに申請でき、太陽光発電設備・蓄電池・高効率給湯器・断熱改修・LED照明が対象となっています。
令和8年度の受付期間は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受付期間 | 令和8年6月18日(木)10:00 〜 12月4日(金)17:00 |
| 受付方式 | 随時受付(予算がなくなり次第終了) |
| 事業完了期限 | 令和9年1月27日(水)までに施工・支払い完了 |
| 申請方法 | 補助金申請システムから申請(郵送も可) |
予算がなくなり次第、期限前に受付が終了する点にご注意ください。実際に、令和6年度は9月上旬に予算上限に達して早期終了しています。検討中の方は早めの申請をおすすめします。
補助金の対象と金額:個人・法人でいくらもらえる?
ひなたゼロカーボン加速化事業補助金 早見表
令和8年度(2026年度)
| 設備区分 | 対象 | 補助額 |
|---|---|---|
| 太陽光発電 | 個人 | 3.5万円/kW 上限 21万円 |
| 太陽光発電 | 法人 | 3万円/kW 上限 600万円 |
| 蓄電池(同時導入) | 個人 | 1/3以内 or 5万円/kWh 上限 50万円 |
| 蓄電池(同時導入) | 法人 | 1/3以内 or 6万円/kWh 上限 120万円 |
| 高効率給湯器 | 個人法人 | 1/2以内 |
| 断熱改修 | 個人 | 1/3以内 上限 120万円 |
| 設備区分 | 対象 | 補助額 |
|---|---|---|
| 蓄電池(単体) | 個人 | 1/3以内 or 5万円/kWh 上限 50万円 |
| 蓄電池(単体) | 法人 | 1/3以内 or 6万円/kWh 上限 120万円 |
| LED照明 | 法人 | 1/3以内 or 5千円/灯 上限 150万円 |
※ FIT・FIP売電は対象外です。法人はBCP策定等により太陽光の補助額がアップします。詳しくは記事本文をご確認ください。
補助金は大きく「ひなたゼロカーボン加速化事業」と「電力自家消費サポート事業」の2つに分かれます。
それぞれの補助額を見ていきましょう。
太陽光発電設備の導入
自家消費を目的とした太陽光発電設備の導入が対象です。FIT・FIP制度による売電を行う場合は対象外となります。
| 対象者 | 補助額 | 上限額 |
|---|---|---|
| 個人 | 1kWあたり3.5万円 | 21万円 |
| 法人 | 1kWあたり3万円 | 600万円 |
法人の場合、BCP(事業継続計画)を策定すると4万円/kW、県の脱炭素化支援事業を活用すると5万円/kWに補助額がアップします(詳しくは後述します)。
たとえば、個人で6kWの太陽光発電を設置する場合、3.5万円 × 6kW = 21万円が補助されます。
蓄電池の導入(太陽光と同時導入)
太陽光発電設備と同時に蓄電池を導入する場合に申請できます。
| 対象者 | 補助額 | 上限額 |
|---|---|---|
| 個人 | 1/3以内 または 1kWhあたり5万円 | 50万円 |
| 法人 | 1/3以内 または 1kWhあたり6万円 | 120万円 |
個人の場合、太陽光と蓄電池を合わせて最大71万円の補助を受けられる計算です。
蓄電池の単体導入(既設の太陽光がある場合)
すでに太陽光パネルを設置している方が、あとから蓄電池だけを追加するケースも対象です。「電力自家消費サポート事業」として申請します。
| 対象者 | 補助額 | 上限額 |
|---|---|---|
| 個人 | 1/3以内 または 1kWhあたり5万円 | 50万円 |
| 法人 | 1/3以内 または 1kWhあたり6万円 | 120万円 |
ただし、既存の太陽光発電設備との接続が必要です。太陽光が設置済みであることを証明する書類(契約書や電力会社への売電の確認書類など)を提出します。
既設の太陽光がFIT契約中であっても、余剰電力や卒FIT後の自家消費が見込まれる場合は対象になります。卒FIT後の電力活用を考えている方には特におすすめの制度です。
高効率給湯器・断熱改修・LED照明
太陽光・蓄電池以外にも、以下の設備が補助対象です。
| 区分 | 対象者 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|---|
| 高効率給湯器(エネファーム等) | 個人・法人 | 1/2以内 | ー |
| 窓ガラスの断熱改修 | 個人のみ | 1/3以内 | 120万円 |
| LED照明の更新 | 法人のみ | 1/3以内 または 5千円/灯 | 150万円 |
高効率給湯器はエネファーム等のコージェネレーションが対象で、エコキュートは対象外です。断熱改修は専用住宅に限られ、店舗併用住宅は対象外となります。
申請の流れと必要書類:交付決定前の契約はNG
申請から補助金受け取りまでの5ステップ
申請から補助金の受け取りまでは、以下の流れで進みます。
申請から補助金受け取りまでの流れ
交付決定前の契約・発注は補助対象外となります
交付申請
申請システムから必要書類をアップロードして申請します。見積書の取得まではOKですが、契約・発注はまだできません。
〜 R8.12.4 17:00交付決定
審査の結果、交付が妥当と認められた場合に交付決定通知書が届きます。
申請から 2〜4週間ここから契約・工事着手が可能になります 交付決定前に契約・着手すると補助対象外です
事業の実施
交付決定後に、機器の発注・工事契約・施工を行います。
交付決定後実績報告
工事と支払いがすべて完了したら、写真や領収書等の証拠書類とともに報告します。
〜 R9.1.27補助金の支払い
実績報告が認められると、指定口座に補助金が振り込まれます。
〜 R9.3月最も大切なポイントは「交付決定前に契約してはいけない」ということです。
見積もりの取得までは問題ありませんが、契約書・発注書を交わした時点で補助対象外になります。
必要書類のチェックリスト
申請時に必要な主な書類は以下のとおりです。
- 事業計画書(様式第1号)
- 見積書(太陽光と蓄電池は費用を分けて記載)
- 納税証明書(県税に未納がないことの証明)
- 個人:住民票の写し
- 法人:登記簿謄本または現在事項全部証明書
- 法人:個人住民税の特別徴収実施確認・開始誓約書
蓄電池を導入する場合は、1日の充放電サイクルがわかるシミュレーション資料も必要です。太陽光パネルの増設の場合は、卒FIT・FIPの証明書類を求められます。
書類の準備が不安な方は、施工業者に相談すると助言を受けることができます。お気軽にお問い合わせください。
知っておきたい注意点:申請前に確認すべき5つのこと
申請前の確認チェックリスト
補助対象外にならないために必ず確認してください
交付決定前に契約・発注していないか 対象外
見積書の取得まではOK。契約書・発注書を交わした時点で補助対象外になります。
FIT・FIP売電を予定していないか 対象外
自家消費が前提です。FIT・FIPの認定を受けての売電は認められません。余剰の相対売電は可。
国の補助金と重複していないか 併用不可
同一設備でDR補助金(経産省)等の国の補助金との併用はできません。市町村の補助金は要確認。
令和9年1月27日までに完了できるか 要注意
工事と支払いの両方を期限内に完了し、実績報告を提出する必要があります。
県税に未納がないか 要注意
申請には県税に未納がないことの証明書が必要です(発行から3か月以内)。
予算の早期終了リスク 参考情報
令和6年度は9月に予算上限で早期終了しました。検討中の方は早めの申請をおすすめします。
この補助金にはいくつかの重要なルールがあります。
申請後に「対象外だった」とならないよう、事前に確認しておきましょう。
FIT・FIP売電は対象外
この補助金は自家消費を目的とした太陽光発電が対象です。FIT(固定価格買取制度)やFIPの認定を受けての売電は認められません。
ただし、一時的に発生する余剰電力を相対・自由契約で売電することは可能です。あくまで「売電を前提とした設備導入」がNGということです。
国の補助金(DR補助金など)との併用はできない
本事業は国庫を財源としているため、同一の設備に対して国の補助金との併用はできません。たとえば、蓄電池に本補助金を充てた残りの費用にDR補助金(経産省)を重ねて申請することはできません。
市町村の補助金との併用については、事前に各窓口に確認してください。
交付決定前の発注・契約は補助対象外
繰り返しになりますが、交付決定日よりも前に契約・発注・工事着手した場合は、補助対象外となります。見積書の取得までは問題ありません。
年度内に施工・支払いまで完了が必要
令和9年1月27日(水)までに、工事の完了と支払いの両方を終えて実績報告を提出する必要があります。ローンの場合も原則として期限内に引き落としが完了していることが条件です。
工事のスケジュールに余裕を持って計画することが大切です。
過去に早期終了した実績あり
令和6年度は9月上旬に予算上限に達し、受付が早期終了しました。人気の高い補助金のため、年度末まで受付が続く保証はありません。導入を検討中の方は、早めに見積もりを取って申請の準備を進めることをおすすめします。
まずは無料でお見積もり・ご相談ください。
法人向けの追加メリット:BCP策定・脱炭素支援で補助率アップ
法人の方は、以下の取り組みを行うことで太陽光発電設備の補助額が増額されます。
| 条件 | 補助額 |
|---|---|
| 通常 | 3万円/kW |
| BCP(事業継続計画)を策定済みまたは策定予定 | 4万円/kW |
| 県または県産業振興機構の脱炭素化支援事業を受けた(受ける予定) | 5万円/kW |
BCP(事業継続計画)とは、災害などの緊急事態が発生した際に事業を継続・早期復旧するための計画です。宮崎県がひな形を公開しているため、未策定の法人も活用しやすくなっています。
脱炭素化支援事業としては、宮崎県環境森林課の「脱炭素経営支援事業」(令和8年度実施)や、宮崎県産業振興機構の「脱炭素社会に向けたモデル企業育成事業」(令和6〜8年度実施)などが該当します。
法人で太陽光発電の導入を検討されている方は、これらの制度と組み合わせることで、より手厚い支援を受けることができます。
宮崎県で太陽光・蓄電池をお得に導入するなら
宮崎県は日照時間が全国トップクラスの「日本のひなた」です。太陽光発電との相性が良く、蓄電池と組み合わせることで電気代の削減と災害時の備えを同時に実現できます。
令和8年度の補助金は受付がスタートしたばかりですが、予算に限りがあるため早めの申請がおすすめです。
サンオブサンカンパニーは、宮崎県を中心に鹿児島・熊本エリアで11,000件以上の施工実績があります。
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